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お弁当:お菓子:おかずのことを書いていきます。
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午後からはN保第  回定例打合せ。
本日は定例会議の前に某メーカーの照明応用ソフト開発の方がお見えになり
園の方と一緒に話を聞く。
“視環境が重要である”という話。
結論は一昔前の生活に戻れば良いということだ。

 高齢者についての調査はかなり進んでいているということで、
まず介護施設に入居している認知症の人を対象にした調査結果を聞く。
夜眠れないから徘徊がおこるので
夜眠れるようにするにはどうしたらよいかを考える。
「メラトミン」というホルモンの分泌がされにくいと夜眠れない。
「メラトミン」というホルモンの分泌を活性化するためには
昼と夜のメリハリがあるほどその分泌量が多くなる。
つまり昼間は太陽光をあび、夜はそれなりの暗さに。


施設に入所していると外出は制限されるのでほとんど屋外にでることがない。
それで昼間いる室内の照度をあげて実験データをとる。
人工的に太陽光の照度を提供するのは無理なのでとりあえず
通常の生活空間に要求される(JIS規格)200~500ルクスの照度を
なんと2500ルクス程度に上げ、夜は照度をおとす。
すると夜の徘徊がとまったという事例がかなりあるとのことだ。


 近頃多くなったキレル子や引きこもりの子供についても同様に睡眠との関係が指摘されている。
原因のひとつに同じく昼と夜の境がなくなった生活環境が考えられるということだ。
子供達が安全に遊べる屋外空間がないので
屋内にいる時間が増える。
太陽光にあたらなくなる。
女性の社会進出によって共稼ぎの家庭が多くなった。
必然的に子供の就寝時間は遅くなる。
外は夜でも明るい。
都会には闇というものがなくなった。
遅い就寝時間、朝起きれない、浅い睡眠、短い睡眠時間・・・。
人間にとって必要不可欠な睡眠が充分とれない。
睡眠がきちんととれればキレルや引きこもりは解消できるということだ。
自閉症の子供に昼間一定量の光を提供すると
安定した行動を継続できるようになったという事例もあるそうだ。


そうは言っても現在市販されている照明器具で2500ルクスの照度を確保するのは結構大変だ。
天井すべてが照明器具というようなことになり、電気の使用量もかなりUPする。
こういう人工的な空間を作るより
屋外にでて太陽光を浴びるほうがよほど効率的だ。
しかし私達が子供の頃の生活環境とは違い
都市の中ではそのような生活環境はなかなか整わない。


考えてみると祝島はこれ以上ないという環境だ。
昼間の遮るものがない光、夜の闇。
豊かな屋外空間。
子供にとってもお年寄りにとってもこれ以上の環境はないかもしれない。
改めて自分達の育った環境に感謝する。


 「早寝早起きしましょう」を提唱している大学の先生の講演が話題になっていると聞くと、
なんとまあ人間アホになってしまったもんだと悲しい気持ちになる。
私達が子供の頃は親から普通にしつけられていたことを、
大学の先生からありがたがって聞かなきゃ納得できないなんて。
一昔前の子供達のように昼間は屋外で飛び回って遊び直射日光を十分にあびる。
夜はきちんと暗さを体験することで早寝早起きができるようになる。
そんな単純なことができなくなっているのが今の世の中なのだ。
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